「板金加工のおたすけマン」は精密板金加工・精密金属加工、独自の簡易金型成形技術でお客様をサポートします。


成形板金加工
 
【注意事項】
ここで紹介する内容は、弊社で行っている金属加工に的を絞った基礎的な内容となっております。
弊社で行わない加工やあまり扱わない材料、サイズなどに関しては割愛しております。

 1)金属の性質 
 1.物理的性質 外力によって、変化することのない性質。
比重、比熱、溶融点、膨張係数、熱伝導率、電気抵抗など
 2.機械的性質 外力が材料に働いた時に、抵抗しようとする性質。
強さ=引張り強さ、圧縮強さ、せんだん抵抗、じん性
硬さ=ブリネル、ロックウェル、ショアー、ヴィッカース(単位)
 3.化学的性質 一般的には、耐食性の事。化学薬品に対する強さ。
一般的には、合金は耐食性に優れているものが多い。

 2)加工の要素
加工の種類 1.切削加工= 刃物で金属を削って加工する。(切粉が出る)
マシニングセンター、旋盤、フライス加工など。
2.研削加工= 刃物と材料が、同時に削れる加工。
(砥石の粉と切粉が同時に出る。)研削盤。
3.塑性加工= 材料に力を加えて、変形させる加工。
プレス、鍛造など。
4.溶融加工= 材料を溶かして加工する。
溶接、レーザー、プラズマなど。
 
 3)板金加工
 金属板などに様々な方法で穴をあけたり、曲げたり、くっつけたりして、完成品に仕上げる加工である。
 1.板金加工に含まれる加工の種類(弊社で行っているもの)
 塑性加工 曲げ、エンボス、簡易型を使用した額縁加工
 切削加工 ねじ切り、リーマ、ドリル加工
 研削加工 仕上げ(グラインダー、エンドレス)
 溶接加工 スポット溶接、アルゴン溶接
 溶断加工 レーザー加工、酸素・アセチレン切断

 2.板金材料の種類
┌─鉄 鋼



├─非 鉄



└─非金属
┌─冷間圧延、熱間圧延鋼鈑(SPCC、SPHCなど)
├─ステンレス鋼鈑(SUS304、430など)
├─表面処理鋼鈑(SGCC、SECC、トタン、ブリキなど)
└─その他
┌─銅と銅合金
├─アルミニウムとアルミ合金板
└─その他
┌─合成樹脂板
├─繊維材料板
└─その他

 3.材料と特徴
鉄鋼 鉄(Fe)と炭素(C)の合金で、他に少量のケイ素(Si)、マンガン(Mn)、リン(Pb)、硫黄(S)などが含まれる。
長所 原料が豊富にある。安くて強い。
短所 錆が発生する。(腐食する)
┌─純鉄 炭素0.035%以下 ┌─軟鋼  炭素0.035〜0.3%
├─鋼─ ───────── ┼─硬鋼  炭素0.3〜0.6%
└─鋳鉄 鋳物 └─高炭素鋼(炭素工具鋼)  炭素0.6〜15%
刃物、工具類、プレス型材など
アルミニウム [普通アルミ]―(純アルミ) 純度99%

[耐食アルミ]―アルミにマグネシウム、マンガンなどを加えて、耐食性や強さ(機械的性質)の向上を図ったもの。

[高力アルミ]―アルミに銅、マグネシウム、マンガン、ケイ素、鉄、亜鉛、クロムなどを加えて耐食性を少し減らしても、機械的性質を向上させた合金。(超ジュラルミン、超々ジュラルミン)

種類によって、アルファベットと数字で表される。(A1050、A5052など)
長所 軽い。美しい。柔らかく、展延性が良い。
切削性が良い。電気、熱の伝導性が良い。
短所 柔らかく弱い。鉄に比べて高い。
ステンレス 低炭素鋼にクロムまたは、クロムとニッケルを加えたもの。
用途や種類によって、アルファベットと数字で表される。
長所 強くて美しい。耐食性に優れている。熱に強い。
短所 鉄に比べて高価。種類によっては加工しにくい。
 
 4)加工の流れについて

切断 穴あけ バリトリ ネジ切り 曲げ 溶接 仕上げ
切断工程(シャーリング)
穴あけ工程(パンチング) スタッド スポット
ネジ切り工程(タッピング)
曲げ工程(ベンディング)
溶接工程(ウェルディング)

 5)一般的によく使用される板金材料
 (1)材料の表し方

 原則として3つの部分からなる金属記号を採用している。

 1.材質─英語またはローマ字の頭文字か元素記号を用いて表示する。

 2.規格名または製品名─英語かローマ字の頭文字を用い、板、棒、線などの製品の形状別種類や、
用途を表した記号を組み合わせて製品名を示す。 

 3.種類─種類や強さなどを英語の頭文字や数字などで表す。

SPCC [S]:鉄(steel)
[PC]:冷間圧延鋼板(Plate Cold)
[C]:一般用(Commercial) 一般用冷間圧延鋼板
SPCD [S]:鉄(steel)
[PC]:冷間圧延鋼板(Plate Cold)
[D]:絞り用(Deep Drawn)
SPCE [S]:鉄(steel)
[PC]:冷間圧延鋼板(Plate Cold)
[E]:深絞り用(Deep Drawn Extra)
SUS304 [S]:スペシャル(Speacial)
[US]:ステンレス鋼板
[304]:種類

 (2)鉄板関係

 1.種類と記号

 冷間圧延鋼板 SPCC(ミガキ鋼板、ミガキ鉄板)
 熱間圧延鋼板 SPHC(黒皮、クロ)※当社では使わない
 表面処理鋼板
  ・電気亜鉛メッキ鋼板 SECC(ボンデ鋼板、スミジンク、リバージンク、コーベジンクなどメーカー名称) 
  ・溶融亜鉛メッキ鋼板 SGCC(SPG、亜鉛鉄板)
  ・ガルバニウム鋼板 鉄板にアルミメッキしたもの
  ・アルスター鋼板 鉄板にアルミメッキしたもの

 2.板厚と定尺
 
SPCCの板厚 0.4 0.5 0.6 (0.7) 0.8 (0.9) 1.0 1.2 (1.4) 1.6
(1.8) 2.0 2.3 (2.5) (2.6) (2.8) (2.9) (3.0) 3.2
※カッコ内のものは流通性が悪く、入手困難な時が多くあります。


呼称 フィート ミリメートル
サブロク 3′×6′ 914×1829
シハチ 4′× 8′ 1219×2438
ゴトウ 5′× 10′ 1524×3048
1′(フィート)=12″(インチ)
1″=25.4o
1′(フィート)=304.8o
 (3)アルミニウム関係

 1.種類と記号

 A1050・・・純アルミニウム系
 A2017・・・AL―Cu系
 A5052・・・AL―Mg系

表し方
第一位 第二位 第三位 第四位 第五位 等級(六位) 調質記号
A 1 0 50 ( P )

第一位 A:アルミを表す
第二位 1:純度99%以上のアルミニウム
2:AL−Cu系合金
3:AL−Mn系合金
4:AL−Si 系合金
5:AL−Mg系合金
6:AL−Mg−Si 系合金
7:AL−Zn 系合金
8:上記系統以外の合金
9:予備(該当なし)
第三位 0:基本合金1〜9は改良合金を示し、三桁目、四桁目で表せない ような助けをする。
N は日本で開発した合金を示す。
第四位 合金グループが1なら純度を示す。グループ1以外なら改良合金を 含む合金識別を示す。
第五位 P:板、条、円板
PC:合せ板
BE:押出棒
BD:引抜棒
W:引抜線
TE:押出継目無管
TD:引抜継目無管
TW:溶接管
TWA:アーク溶接管
S:押出形材
BR:リベット材
FD:型打鍛造品
FH:自由鍛造品
 
 2.板厚と定尺

 定尺材は通常大板(1000mm×2000mm)と小板(400mm×1200mm)とがある。

アルミニウムの板厚 0.3 (0.4) 0.5 0.6 (0.7) 0.8 (0.9) 1.0 1.2 1.5
(1.6) 2.0 2.5 3.0 4.0 5.0 6.0

 (4)ステンレス関係

 SUS [S]:Special  [U]:use  [S]:Stainless

 1.代表的な種類

SUS 304 オーステナイト系ステンレス (300番台)
引張り強さが高く、延性、靭性も良好である。
機械的性質および溶接性が優れている。非磁性である。 焼き入れ硬化性なし。
SUS 430 フェライト系ステンレス (400番台)
耐食性、高温での耐酸化性がよい。 磁性である。焼きいれ硬化性なし。
SUS 403 マルテンサイト系ステンレス (400番台)
焼き入れ硬化性があるため高強度、耐磨耗性、耐侵食性あるいは高温 での使用に適している。 磁性である。
SUS CP − 冷間圧延材
SUS CSP − バネ材(スプリング)
SUS 304 は表面仕上無のもの(2B 材)や、片面研磨、両面研磨、HL など、材質は同じでも様々なものを使用している。

 2.板厚と定尺

 定尺材は通常0.3t以上は、大板(1000mm×2000mm) 、小板(400mm×1000mm)
 ※0.5以下は小板(400mm×1200mm)

ステンレスの板厚
(SUS304 SUS430とも)
0.3 0.4 0.5 0.6 (0.7) 0.8 (0.9) 1.0
1.2 1.5 2.0 2.5 3.0 4.0 5.0
CSP(バネ材の薄板)は、0.05t〜0.5tの間に0.05 oごとにある

 

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